
(上海ニューヨーク大学。写真は公式HPhttps://shanghai.nyu.edu/aboutから引用)
APUのアジア太平洋学部の入学者は一般・共テ44人、総合型162人、指定校145人に対し、国際経営学部は一般84人、総合64人、指定校107人で、後者の方が学力重視に見えます。
より職業専門性が高い後者の方が受験生から高く評価され、学部格差が開いてきているように見えます。
両学部の定員はそれぞれ660人ですが、アジア太平洋学部の入学者は462人、国際経営学部は383人。もちろん定員割れではなく、残りを留学生が充足しているのだと思いますが、そうすると、留学生に人気なのも国際経営学部の方ではないかと。
APUのアジア太平洋学部は、もしかして、職業専門性の低さが留学生に避けられ、国内の受験生も学力試験組にはあまり評価されず、総合型と指定校で大量入学しているのではないかと。これは大丈夫なんでしょうか。
次に作るのはサステイナビリティ観光学部ですが、これはアジア太平洋学部と同じように、職業専門性という意味では学力試験組に選ばれない学問分野です。APUは理工系を構想していたこともあったのですが実現せず、この3学部体制では、今の受験生や留学生や企業が欲しがる学問分野は乏しいのではないかと。
2023年からアジア太平洋学部は政治学、経済学も学べるようになりますが、これは学科レベルで必要で遅すぎたぐらいでした。それと、アジアの他の大学と比較すると、やはり自然科学が全く学べないのはいかにもマズイだろうと。せめて最低でも情報科学だけは絶対に必要だろうと思います。
APUの専任教員一人あたり学生数は日本国内のマンモス私大並みで、学べる学問分野はリベラルアーツカレッジより狭い。これでアジアの優秀な留学生を今後も集めることができるのかどうか。経済も科学技術もサブカルチャーまで中韓に負けてきている日本で。APUができて22年、日本は衰退するばかりです。
例・上海ニューヨーク大学は19メジャー。かなり理系寄りです。日本の大学関係者は、「見たいものしか見なくなってきている」のではないかと。
https://shanghai.nyu.edu/academics/majors